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  • 2012.09.04 Tuesday
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イベントの告知です

 

 なんかね


「山田さんの漫画で人生が変わったんです」

 

なんて言ってくれてる男子が(ERのトニーに似てる)

「ナナハン」っていうイベントやっててさ。

 

「ぜひ出てください」

 

なんて言ってくれたんで、内容もろくに聞かないで

 

「いいよ」なんて言ってしまいました。

 

 

でも、打ち合わせでよく聞いたら、なかなかしっかりしたイベントでさ。

 

音楽の人たちも盛り上げてくれるらしいんで

 

子供の日の「ナナハン」よければどうぞー

 

 

201155日(木)

 

ナナハンvol.13夢づくし〜PART2

 

会場→APIA40http://apia-net.com/ 時間→OPEN 1830 

START1900 ACT→スーダラ少年、星来、高橋遼

トークゲスト→山田玲司(漫画家)

チケット→前売り2300円、学生2000円、当日券未定(学生の方は当日学生証をお持ちください)

予約:nanahan730@gmail.com(氏名と枚数、返信先アドレス、どの出演者で予約かをを記載の上、送信下さい。)※逐一情報はこちらで追加していきます!!

ナナハンBLOGhttp://nanahan.jugem.jp/

 

 

あと、5月28日には絶薬環境メンバーが福井でイベントしますので

 

これも近く告知しますね。

 

 


出会いの傾向

 

最近は本当にいい出会いが多くて

 

こういう人とこういう話がしたいなあ

 

なんて思っていたら

 

そういう人に出会う

 

 


「見ないこと」にして先送りにしてたり

 

ろくでもないマイナス思考に取り付かれてるときは

 

本当にそういう感じのろくでもない出会いが続くしさ

 

 

そういえば「ろくでもないモード」の時に

 

絶薬の取材で「輝いてる人」に出会うと、

 

その人生の勝利者(そう見える)さんは

 

「なんでそんなに暗いの?」みたいな顔で僕を見ていたっけ

 

 

「なんでそんなに悪い面ばかり見るの?」

とか言われたりね

 

ああ

 

確かにそうだよね、

 

でも、その時はわからないんだよね

 

 

「なんだよみんないい気なもんだよ

 

こうしてる今もアフリカでは・・・」なんて

 

自分の問題を国際問題とすり替えたりするよねー

 

 

回し車のハムスターみたいにグルグルいくよねー

 

ああ、疲れるのにどこへも行けない日々なんかもあるよねー

 

そういえばハムスターは夜行性だな

 

 

ともかく出会いは自分の精神状態の表れ

 

 

ちなみに最近の僕の出会う人の傾向は

 

「過去の文化をリスペクトしてる熱い人」

 

 

 

そう

 

このろくでもない国を作った人達の中にも偉大な人達がいたし

 

ろくでもない外国にも偉大な人達がいる

 

本当にさ

 

何も終わったわけじゃない

 

 

 

地中の放射能を吸い上げてくれる菜の花は

 

仕事を終えたら集められて処理されるけど

 

土は少しもとに戻る

 

 

そんな菜の花さんが世界中にいて

 

たとえ人知れず処理されても

 

祝福されるさ 絶対にね

 

 


アシスタントさん募集開始です

 

 

何件かのメールをもらってるんですが・・

 

今回の震災や原発事故に対する憤りとかのメールで・・

 

何もできない自分に対する苛立ちなんかが伝わってきて

 

 

本当によくわかる

 

うん うん

 

苛立たない人がわからないもん

 

 

 

そんでさ

 

ずっと漫画とかで意見を言ったり悩みをさらしたりしてきた

 

僕はそういう漫画家なんで

 

ここははっきり意見を表明すべきかと悩んでいたんだけど

 

ここじゃ簡単には言えないんで

 

やっぱり漫画や新書なんかの「作品」で表現します。

 

 

ごめんね。

 

やっぱりブログっていうのはその時の気分で書くもんだから

 

みっともない世迷言ばかりになるもんなんだね

 

 

逆に漫画や書籍で何度も推考を重ねて発信することの価値も

 

再発見した感じ

 

 

ところで最近は真剣に人生を考えたり

 

社会や哲学に向き合ってる人が増えたりしてて

 

僕自身もそういう若者との出会いが多くなってきたんだよねえ

 

 

どうも今「哲学」や「議論」なんかを求めてる人が確実に増えてる

 

本当に人間が変わり始めてる

 

なんだか本当に僕にぴったりの時代が来たよ

 

嬉しいよねえ

 

 



ところで新連載まで2ヶ月とちょっとです

 

久しぶりのスピリッツ週刊連載でアシスタントさんが足りません

 

ある程度漫画を描ける若い男で越谷に通える人で

 

山田玲司と何だかんだ言いながら漫画を描きたい人

 

HPにメール下さい

自作の画像なんかを添付してもらえると助かります

 

楽しくやろう

 

 


ダークマター

 

未知の物質ダークマターについてBSの科学番組でやってて

 

これがなんだかあらゆる疑問に繋がるような

 

この世界の成り立ちとか

 

この世とあの世とか

 

阿頼耶識とか集合的無意識とかに通じてる感じがして

 

 



3回も見たんだけど

 

どうしても数学の部分で理解できなくてさ

 

 

とにかく僕の頭は数学的な事に向いてない

 

数字がそもそも苦手だし)

 

でも理解したくて

 

ここは元数学教師の江川先生に聞こうかと密かに考えてたら

 

 

その日、クラブで友人のライブがあってね

 

 

行ってみたらカウンターに渋い白髪の紳士がいて

 

バンドの人にその人を紹介されたんだ

 

 

「こちら漫画家の山田さんです」

 

白髪の紳士はタバコをくわえながら言ったよ

 

「私は数学者です」

 

 

 

おまけに彼は美術と数学の関連性を研究をしていて

 

僕の好きな「ラファエロ前派」が専門だって

 

意味のある偶然の嵐か・・



 

ちなみにダークマターの超対称性素粒子説はしびれるよ

 

梶原先生が亡くなったあとに奥さんのところに現れて

 

「この世とあの世は地続きなんだぜ」

 

と言った話を科学が証明する気がする

 

量子論にもつながるし

 


40過ぎてもまだまだ知らないことばかりで

 

嬉しい

 

 


鮮魚でギョざいます

 

いやー

 

笑ったね

 

「アースデー」

 

いつか協力したいなあ・・なんて思っていたら

 

気がつくとさかなクンと出てたねー・・・


 

しかも、この深刻なご時世でも


大盛り上がりで

 

会場は爆笑の嵐

 

振り向くと舞台袖でスタッフさんも大爆笑してる

 

 

やはりさかなクンは凄いね

 

登場1発で完全に場の空気をもっていくもんね

 

 

 

しかもステージでも楽屋でも帰りの車の中まで何も変わらない・・


その上すべての人に気を使ってて、出待ちの人にサインして

会場出口のスタッフにも「お疲れ様です」と声かけててさ

 

本当に尊敬しちゃうよね

 

 

 

初めて会った時から彼は何も変わらず

 

どんどん国民的スターになっていくのに

 

謙虚で・・鮮魚で、

 

本気で魚が好きで

 

この地球の素晴らしさに今も本気で感動してる

 




魚のことなんかまだミジンコの大きさくらいしか

 

知らないって言っていたよ



 

そう・・

 

絶望するほど人間は地球を知らないんだよね

 

彼に会うといつもそれを思う。



ちなみに菜の花には放射性物質を吸収する力があるんだってね

今回のアースデーパレードでは菜の花を持った人たちが沢山いて


これもまた田中優さんが動いてるんだよねー

優さん凄いね




 

  

 

ステージが終わったあと楽屋にFM横浜さんが来て

 

さかなクンのコメント録り収録があって

 

なんか僕も出ることになって・・

 

今週の火曜日の13時30分あたりにオンエアだとかで

 

聴ける人は聴いてみてね

 

笑いっぱなしです

 

 


それにしてもずっと

 

「核はいらない」ってはっきり言いたかったから

 

アースデーで言えて良かった

 

 そんなことも普通に言えない異常な時代が長かったからね



 

さあ漫画家やるぞ!

 

全力でネームに入るぞー





パリ東京

 

年末にマリーズのライブに行った時

 

「自分が誰かのファンになってどーする」

 

みたいな自分突っ込みもあって

 

素晴らしいステージだったのに

 

「しばらく彼らのことは遠くから応援しよう」

 

なんて大人決めてたのに

 

僕ときたら

 

彼らのアルバムがあまりにいいんで

 

「絶薬で志磨遼平に会っちゃう?」

 

とか言うさとひゅの誘惑に勝てず

 

 

気がつけば志磨君の親友と

 

彼ら和歌山の友人軍団とも合流して

 

「行かない」とか言ってた会場でワクワクしながら

 

マリーズのライブを見てました

 

 

 

マリーズは「東京」をテーマに歌っていました

 

「欲望と贅沢の町」と志磨君は言っていました

 

そんな東京を愛してるとも言ってました

 

 

その楽曲に現れる東京はまるで19世紀のパリ

 

欲望と退廃の美の町

 

彼には東京はこう見えるんだ

 

 



僕は東京で生まれて東京の思い出ばかりなのに

 

ずっと「東京が嫌いだ」と言ってて

 

実はこの辺複雑なとこで

 

愛するが故に均質化、凶暴化していく東京に耐えられない・・

 

そんな相克が僕の中にあるわけです

 

 

でも志磨君はこのパリ東京をボードレールみたいに

 

受け入れて愛してる

 

世界史的にも稀有な「欲望の都」の儚い美は

 

愛すべき人類の「人類たる弱さ」が生んだ美だ

 

 

 

なんだか彼の楽曲に

 

明治から昭和にかけて

 

この町で汗をかきながら

 

笑ったり、泣いたりしてきた先代の顔が浮かんだ

 





 

僕は今日

 

東京を愛することに決めました

 

 

祝福の雨が降ってました

 

 


武蔵野線

 

終電近くに武蔵野線に乗ってたら

 

20代前半くらいの男の子が

 

なんか少し酔ってて

 

連れの男の子に

 

「俺はさあ、社会の歯車にはなりたくねえんだよ」

 

と、言ったんだよ

 

 



うん

 

聞いちゃった

 

漫画のセリフで書いたら担当から

 

「こんなこと実際に言いますかね」とか言われて

 

ボツになるようなこと

 

本当に言うんだねー

 

 


「おー・・・言ったなー」

 

なんて思っていたら、しばらくして彼は


 

「ありがとうって言われてえんだよ」

 

と、言って

 

 

そのままくたびれたキャップのツバを降ろして寝た

 

 

 

僕は

 

「いいぞ、そのままいけ」

 

と、密かに彼の人生を応援しました

 

 

まあこの年で僕も彼と大差ないからね

 

あはは

 

 


非属の才能  超攻撃的シフト

 

非属の才能が本屋大賞の中2賞とかを頂いたことで

 

何やら騒がしくなってます

 

せっかく話題になってるのに本が品切れだったり

 

情けないことになってるので緊急重版も決まりました

 

 

ありがたいねえ

 

うう・・

 

でも

 

賞をもらった本だから買いなさいというのは

 

なんか非属じゃない

 

 

どうしようか?

 

なんて天才編集K君と作戦会議してて

 

 

ともかく超攻撃的作戦に出ることにしました

 

 

何がって?

 

帯を新しくして重版なんだけどさ

 

その帯をなんとかしようとなってさ

 

最近は帯がどんどん大きくなってるんで

 

「このさい表紙全部が隠れる全帯でいこう」

 

となりました

 

全帯ですよ!

 

 

こうなるともう

 

「帯って何?」という

 

 

コンセプチュアルアートですよ

 

「許可は取ったんであとは山田さんが自由にやってください」

 

とK君

 

「いいの?」

 

「やりたい放題やってください」

 

「よーし、全帯なんて聞いたことないし、やってやる」

 

 

 

って燃えたんだけどさ

 



いやー 大変でした

 

 

本屋さんに近いうちに並ぶので見ものです

 

全帯の非属の才能

 

 

 

そんでもうだいぶ前の本だけど

 

非属の才能では

 

吠えてるねえ・・俺

 

 

 

昔から「青臭い」と言われてきたけど

 

20年以上漫画家やってもまだ青いねー

 

 

でもこの青さがいいんじゃん

 

なんて、書き直すのはやめました

 

 

全帯攻撃

 

まさに青春攻撃

 

 

 

 
これはミルさん




マルサの女、少女のように輝く

 

最近美大の予備校に取材に行くようになったり

 

若い人たちとのイベントだのが増えて

 

「やっぱり漫画には凄い力があるんだな」

 

なんて今更ながら思っています

 

そこへ新書の「非属の才能」が光をあててもらって

 

言葉の力もすごいなあ・・って

 

 

あんまり社会のひどい面ばかり見ててもしかたないし

 

ここはもう「全力投球」しかないな

 

 

なんて目覚めに思って

 

 

絶薬の取材で宮本信子さんに会って

 

希望のライムをお願いしたら

 

「全力投球」って書いてくれました

 

 

 

って何も言ってないのにです!

 

本格的に驚きました。

 

 




僕は寅さんが好きで、先週録画した「純情編」を見たんだけど

 

そこには若き日の宮本さんが・・

 

そしてその週に宮本さんの絶薬が決まってんだからね

 

誰が動いてくれてるの? 伊丹先生? 梶原先生?


どなたかは存じませんが、ありがとうございます


 

 

マルサの女であげまんの女はとても明るくて優しくて

 

少女の様でした

 

 

「涙をぬぐって働くのよっ」

 

って言ってた

 

 

やっぱり本物の絶望をくぐってきた人は強くて美しい

 

 

きっとこの震災の悲しみは

 

たくさんの「強くて美しい人」を生むだろう

 



影も美しい

 


本屋大賞に選ばれました(中2)

 

 

そこそこ遅い時間に


1人で定食屋さんでお茶飲みながら

 

「70年代のゲイカップルに生き方を学ぶ」みたいな本を読みながら

 

「資本主義の落とし所」と「レベル7」と

「スピリッツの新作」のこととか
考えてたら

 

小学館の絶薬担当のMくんから電話があってね。

 

 


「久しぶりじゃん、結婚したんだって?おめでとうMくん」

とか言っていたら

 

「いや・・山田先生・・先生のほうこそおめでとうございます」

 

なんてMくんが言って

 

「何の話?」

 

「いや・・本屋大賞です・・今年から若いうちに読んで欲しい本を

選ぶという
中2大賞というのが新設されてまして・・」

 

「へえ」

 

「それを山田先生の非属の才能が受賞してます」

 

「へ?」



 

非属の才能は2007年の暮れに出した大昔の新書で

 

「群れから外れるのは才能のある証拠です」

 

みたいなことを書いて

 

「世界中の孤独な天才達を救うのだ」と言いつつ

 

「自分を救うためだろ」とかいう

 

自分突っ込みにうなずきながら書いた本で

 

稚拙ながらも「魂の叫び」な本ですよ ええ

 

いい本です そこそこ話題にはなったけど

 

 

3年以上も前の本だし

 

今それが認めてもらえるのはなんか深いところで

 

自分の本の価値を認めてもらえた気がして嬉しいですよ

 

本当にね・・

 

 

素直にありがとう書店さん 若者さん 

 






 

実はこの日1人で護国寺の梶原先生のお墓に行って

 

「とっつぁんよお・・力をくれねえか」

 

なんて不遜なお参りに行ってね。

 

 

その後いくつか打ち合わせがあって

 

 

大きなイベントが地震の影響で見えなくなってきてね。

 

でも今度の連載は絵描きや漫画家をめざす人たちの漫画だし

 

今も真剣に絵の世界で頑張る人たちを取材してるので

 

 

「ここは1つ若い世代の絵描きに人達に発表に機会をあげて

 

山田玲司が彼らを応援する賞を作ろうか」とか言っていたのだ。

 

 

で、

 

その日の夜に僕が若い人たちに選ばれたんだよ。

 

なんだこれは

 

本当に僕の人生の脚本はいいセンスだよなあ

 

とっつあん

 

やるよ

 

面白いことやるよ 

 

悲しみをぶっとばせ だよ

 

 

 

 

 


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